デロンギ マルチダイナミックヒーターの電気代は高い？実際に使った口コミとモデル比較で徹底解説

小さいお子さんや赤ちゃんがいるご家庭では、冬の暖房選びに悩みがちですよね。

エアコンだと乾燥が気になる、ストーブは安全面が不安、オイルヒーターは電気代が心配など、どれも一長一短です。

そんなご家庭から支持されているのが、デロンギの「マルチダイナミックヒーター」。

オイルを使わない方式の暖房で、部屋全体をふんわりと暖め、表面温度も低めなので赤ちゃんがいるお部屋でも安心して使えます。

この記事では、マルチダイナミックヒーターのモデル比較、実際の口コミ、そして私自身が子どもが赤ちゃんの頃に「マルチダイナミックヒーター MDHU15」を使って感じたリアルなメリット・デメリットまで、詳しくご紹介していきます。

購入を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。

デロンギ マルチダイナミックヒーターの悪い口コミ

まずは、購入前に知っておきたい注意点からご紹介します。

・電気代が高い
・暖まるまでに時間がかかる
・コンセントをほかの家電と併用しにくい

電気代が高い

マルチダイナミックヒーターはオイルヒーターよりは節電できますが、それでもエアコンと比べると電気代は高めです。

ただし、エコモードやタイマーを使うことで負担をかなり抑えられるようになっています。

暖まるまでに時間がかかる

マルチダイナミックヒーターは“じんわり部屋を暖めていく”タイプの暖房器具なので、速暖性は得意ではありません。

実際、真冬にスイッチを入れてすぐに暖かくなるわけではありませんでした。

暖まるととても快適で、赤ちゃんが寝る部屋にはちょうどいいと感じました。

コンセントをほかの家電と併用しにくい

最大約1500Wを使うため、電源タップで他の家電をつなぐのは避けたいところです。

私は1500WモデルのMDHU15を使用していたため、1つのコンセントをマルチダイナミックヒーター専用にして使っていました。

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デロンギ マルチダイナミックヒーターの良い口コミ

続いて、私がMDHU15を使用して感じたメリットをご紹介します。

・部D全体がふんわり暖まる
・乾燥しないのが嬉しい
・表面温度が低くて安心
・タイマー機能が便利
・エコモードで節電できる
・キャスター付きで移動が楽
・お手入れがほぼ不要

部屋全体がふんわり暖まる

私はこの点がとても気に入っていました。

赤ちゃんを寝かせる部屋でも、空気が乾燥せず、ふんわりとした暖かさで快適でしたよ。

ネット上の口コミでも、「エアコンの風が苦手だけど、これは快適」「暖かさが自然で心地いい」といった声が多くありました。

乾燥しないのが嬉しい

赤ちゃんは乾燥しやすいため、風で体が冷えたり乾いたりしない暖房はとてもありがたかったです。

ネット上でも、「エアコンより乾燥しにくく快適」という口コミがたくさんありました。

表面温度が低くて安心

ネットでも「触れてもやけどしにくいので安心」「赤ちゃんやペットがいても使える」という声も多く、実際ここは大きなメリットでした。

私の家庭では子どもがハイハイ期の頃に使っていましたが、触っても熱すぎることがなく、安心して同じ部屋で使うことができました。

タイマー機能が便利

寝る頃に快適な室温になるようにセットすることができたので、とても便利な機能でした。

「就寝前に部屋を暖めておける」「朝起きるタイミングに合わせられて快適」という口コミがネットでも多く見られます。

エコモードで節電できる

マルチダイナミックヒーターはこまめに電力を制御して温度をキープしてくれるため、オイルヒーターより実際に電気代を抑えてくれます。

エアコンより電気代は上がりますが、エコモードのないオイルヒーターよりは安いのでありがたい機能です。

ネット上でも「思ったより電気代が安かった」という口コミがありました。

キャスター付きで移動が楽

マルチダイナミックヒーターの重さは約13.8kg。

サイズも大きいため、キャスターなしに運ぶには大変。

ですが、マルチダイナミックヒーターは全モデルにキャスターが付いています。

「リビングや寝室に簡単に移動できる」「重いけど移動は問題なし」という声がネット上でも多いです。

お手入れがほぼ不要

時々ホコリを拭く程度のお手入れのみなので、負担なくとても便利に使用できました。

マルチダイナミックヒーターの機能や特徴

ゼロ風暖房（輻射熱 + 自然対流）

伝統的なファンヒーターのような「風を送る暖房」ではなく、輻射熱＋自然対流で部屋をじんわり暖める設計です。

そのため、ホコリを巻きあげにくく、エアコンやファンヒーターのように空気を汚さず、赤ちゃんのいる部屋でも安心です。

風が来ないので乾燥を抑えやすく、肌や喉への負担が少ない暖かさになります。

オートアダプティブテクノロジー（高度な温度制御）

各モデルに搭載されている「オートアダプティブテクノロジー」は、4つ（モデルによっては複数）の発熱モジュールを非常に細かく制御。

秒単位かつ 16通り以上の組み合わせで出力を調整し、室温を過剰に上げすぎることを防ぎながら快適さを維持します。

そのため、過熱を抑えて63%の節電が可能というメリットがあります。

速暖性（スピード加熱）

従来型のオイルヒーターと比べて約2倍の速暖性。

外気温がかなり低い状況（5℃など）でも、室温20℃あたりまで比較的短時間で暖かさを感じられるように設計されています。

これは、輻射＋自然対流＋自動モジュール制御の組み合わせによるもので、就寝前や起床前など、ある程度の「速さ」と「安定感」を両立させたい家庭にとってうれしいポイントです。

静音設計

マルチダイナミックヒーターの運転音は非常に静か。

夜間でも運転音が気にならないレベルで、寝室や赤ちゃんがお昼寝する部屋の暖房にぴったりです。

安全機能

• チャイルドロック：多くのモデルに誤操作防止のためのチャイルドロック機能を搭載。
• 自動停止（転倒時等）：転倒した場合などに電源を遮断する機能があり、不意の事故対策がされています。
• 安全プラグ：過熱を検知するとプラグが遮断される安全機構を搭載。
• 表面温度：平均表面温度が約60℃で、高すぎず、やけどのリスクを抑えた作りになっています。

タイマー機能

タイマーを使って「就寝前に部屋を暖めてから運転を落とす」「起床時間に合わせて暖房を入れる」など、ライフスタイルに合わせた運転が可能です。

MDHAAとMDHUの2シリーズは時間での指定が可能、MDHSは〇時間後といったタイマー指定が可能です。

これにより、赤ちゃんを寝かせる時間帯などに合わせて過剰な運転を防ぎ、省エネと快適性を両立できます。

エコ運転モード

マルチダイナミックヒーターシリーズには ECOモード（省エネ運転） が搭載されており、無駄な暖めすぎを抑えながら温度をコントロールできます。

暖め過ぎを防ぐことで電力消費を抑え、長時間運転する際のコストを軽減できるのが強みです。

オートアダプティブ制御と ECO 運転を組み合わせることで、効率よく暖房ができます。

操作性

Wi-Fi対応（Wi-Fiモデルのみ）：MDHAAシリーズ（MDHAA12WIFI、 MDHAA15WIFI）では、スマホアプリによる遠隔操作が可能。
運転のON/OFF、温度調整、スケジュール設定がスマホからできるため、赤ちゃんのお昼寝時間などを見計らって暖房操作がしやすくなっています。

クリックノブ：MDHU 系モデルなどではクリックノブが使われており、直感的に温度とタイマー操作ができます。

ディスプレイノブ：HS シリーズでは、ディスプレイとノブが連動し、現在の設定温度や運転モードがひと目でわかる設計。

マルチダイナミックヒーターのモデル比較

デロンギのマルチダイナミックヒーターは複数モデルがあり、それぞれ少しずつ機能が異なります。

以下で各モデルを比較します。

1500Wモデル（10～13畳向け）

	MDHAA15WIFI	MDHU15	MDHS15
本体サイズ(幅×奥行×高さmm)	275×495×665	275×510×665
重量	13.18kg
電力切替	5段階自動調整・手動調整 (1500/1200/900/600/300W)		5段階自動調整 (1500/1200/900/600/300W)
Wi-Fi機能	あり	なし
エコ運転	あり
タイマー機能	24hタイマー 時間指定可能		24hタイマー 時間指定不可
コントロールパネル	ボタン	クリックノブ	ディスプレイノブ
リモコン	あり		なし
チャイルドロック	あり
安全プラグ	あり
転倒時自動電源遮断	あり
温度過昇防止	あり
復帰型温度過昇防止装置	あり		なし
キャスター	折りたたみ式		あり
	Amazon	Amazon	Amazon

結局どれがおすすめ？

部屋の広さは10～13畳で…
スマホ操作＆外出先で温度調節したい → MDHAA15WIFI
しっかり暖かさをキープしつつ時間指定でタイマー運転を使いたい → MDHU15
機能は最低限でOK！でもパワーは重視 → MDHS15

1200Wモデル（8～10畳向け）

	MDHAA12WIFI	MDHU12	MDHS12
本体サイズ(幅×奥行×高さmm)	275×420×665	275×440×665
重量	11.5kg
電力切替	4段階自動調整・手動調整 (1200/900/600/300W)		4段階自動調整 (1200/900/600/300W)
Wi-Fi機能	あり	なし
エコ運転	あり
タイマー機能	24hタイマー 時間指定可能		24hタイマー 時間指定不可
コントロールパネル	ボタン	クリックノブ	ディスプレイノブ
リモコン	あり		なし
チャイルドロック	あり
安全プラグ	あり
転倒時自動電源遮断	あり
温度過昇防止	あり
復帰型温度過昇防止装置	あり		なし
キャスター	折りたたみ式
	Amazon	Amazon	Amazon

結局どれがおすすめ？

部屋の広さは8～10畳で…
スマホ操作＆外出先で温度調節したい → MDHAA12WIFI
しっかり暖かさをキープしつつ時間指定でタイマー運転を使いたい → MDHU12
機能は最低限でOK！でもパワーは重視 → MDHS12

電気代はどれくらい？1日8時間使った場合の目安

マルチダイナミックヒーターを使用するうえで、気になるのが電気代ですよね。

とくに赤ちゃんがいるご家庭では夜間もつけっぱなしにすることが多いので、月々どれくらいになるのか気になる方が多いと思います。

1500Wモデルの場合

デロンギの公式サイトによると、1500Wモデルの電気代は

・強（最大）：約47円／時
・中：約28円／時
・弱：約19円／時
※31円/kWh

と記載されています。

この数字を使って、1日8時間使用した場合の電気代を計算してみますね。

1日8時間使用した場合

強（最大）：47円 × 8時間 ＝ 約376円／日
中レベル：28円 × 8時間 ＝ 約224円／日
弱レベル：19円 × 8時間 ＝ 約152円／日

1ヵ月（30日）使用した場合

強（最大）：376円 × 30日 ＝ 約11,280円／月
中レベル：224円 × 30日 ＝ 約6,720円／月
弱レベル：152円 × 30日 ＝ 約4,560円／月

実際には、ずっと強で運転し続けるケースは少なく、設定温度に達すると電力を細かく調整しながら運転します。
そのため、上記の金額は「最大で使用した場合の上限」と考えるとわかりやすいですよ。

1200Wモデルの場合

デロンギ公式サイトによると、1200Wタイプの電気代は

・強（最大）：約37円／時
・中：約22円／時
・弱：約16円／時
※31円/kWh

と記載されています。

こちらも同じ条件で計算してみると

1日8時間使用した場合

強（最大）：37円 × 8時間 ＝ 約296円／日
中レベル：22円 × 8時間 ＝ 約176円／日
弱レベル：16円 × 8時間 ＝ 約128円／日

1ヵ月（30日）使用した場合

強（最大）：約8,880円／月
中：約5,280円／月
弱：約3,840円／月

が目安になります。

実際の電気代はもっと抑えられることが多い

ここまで具体的に計算しましたが、実際に使うときは

• 設定温度に達したら自動で出力を下げる
• エコモードで無駄な電力を使わない
• 部屋の断熱性が高いと消費電力が下がる

などの理由で、上記の数字より安くなるケースが多いです。

私がMDHU-15を使っていたときも、公式の「最大値」よりは抑えられていました。
マルチダイナミックヒーターは細かな制御が得意なので、エコモードを使うと体感的にかなり電気代がやさしくなる印象でしたよ。

デロンギ マルチダイナミックヒーターのお手入れ方法

マルチダイナミックヒーターは、ほぼお手入れ不要です。

• ときどき本体のホコリを軽く拭く
• 床のゴミが吸気口につかないようにする

これだけで問題なく使えます。

オイルやフィルターの交換などもありません。

まとめ｜マルチダイナミックヒーターは赤ちゃん家庭にぴったりの安全で快適な暖房

デロンギのマルチダイナミックヒーターは、乾燥しない暖かさ、安全性、静音性など、小さいお子さんや赤ちゃんがいる家庭にうれしいポイントがたくさん詰まった暖房です。

デメリットとしては、

• 電気代が高い
• 暖まるまでに時間がかかる
• コンセントの専用利用が必要

などがありましたが、それを上回る快適さと安心感があると感じました。

特に、

• 乾燥しない
• 表面温度が熱すぎない
• タイマーで使いやすい
• ふんわりとした自然な暖かさ

これらは小さいお子さんや赤ちゃんと過ごす冬の部屋にとても相性がいいです。

ぜひあなたにぴったりのモデルを見つけてくださいね。